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オーダシティ (HMS Audacity, D10) は、イギリス海軍初の護衛空母である。元は1939年にブレーマー・ヴルカン造船所で竣工したドイツ商船ハノーファー(Hannover)である。 == 艦歴 == ハノーファーは1940年3月にキュラソー島を出港した後モナ海峡でイギリス軽巡洋艦ダニディーンとカナダ駆逐艦アシニボインに捕獲された。短期間で就役させるために上部構造物を撤去し飛行甲板を張っただけという改造を施した。そのためにアイランドはおろか格納庫は無く、航海中でさえ艦載機は飛行甲板上に露天で置かれた。そのため、発艦時は人力で全艦載機を艦尾に移動してから90m発艦スペースをあけ、逆に着艦時は着艦索で機体を止めなければ僚機に激突するという運用方法であった。1941年6月20日に護衛空母として竣工した。 搭載機はアメリカから供与されたF4Fワイルドキャット戦闘機で、イギリスではマートレットと呼ばれた。 最初の出撃は1941年9月13日で、クライドを出撃したオーダシティは翌14日にジブラルタル行きのOG74船団と合流、船団を護衛して27日にジブラルタルに到着した。 今度はイギリス行きのHG74船団を護衛して10月2日にジブラルタルを出港し10月17日にクライド湾についた。 1941年10月29日、オーダシティは再び出撃した。今回もジブラルタル行きの船団、OG76船団を護衛して11月11日にジブラルタルに到着した。12月14日、オーダシティはHG76船団を護衛してジブラルタルを出港しイギリスへ向かったが、12月21日にドイツ潜水艦U751の雷撃で沈没した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーダシティ (護衛空母)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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